Factory
工場
本社・加古川工場
Head Office & Kakogawa Factory加古川工場では、品質マネジメントシステムに注力し、常にお客様にご満足いただける製品を提供します。当工場では主に航空民需、航空&舶用防需、産業ガスタービンの部品製造をしています。
具体的には、様々な特性部品毎にセル化を構築し、精密加工技術を磨き、種々の分野において、貢献できる部品製造加工メーカーを目指しています。お客様と社会のために、より高度な技術への挑戦を続けてまいります。現在、ボーイング787に搭載のロールス・ロイス社製ジエットエンジンTRENT1000やエアバス社製A350 に搭載のロールス・ロイス社製ジェットエンジンTRENT XWBの部品を受注。また、高精度高精密加工が認められA320neoに搭載のプラット&ホイットニー社製ジェットエンジンPW1100G-JMで初の重要回転体部品を受注しました。
航空機部品は、燃費の向上や、重量軽減等、厳しい要求が問われます。さらに、高機能・低コスト化を実現するためには、より正確に効率的に加工する技術が重要です。いま取り組んでいる航空機のエンジンケースはエンジン燃焼時に達する高温化でも使える難削材の耐熱鋼を最新の5軸加工のマシニングセンターによる高精度高精密加工で仕上げています。
西神戸工場
Kobe west Factoryロールスロイス社製、航空用ジェットエンジン「TRENT1000/7000/XWB」の中圧圧縮機のケーシング及び構成部品5カ国共同開発航空用ジェットエンジン「V2500」の中圧コンプレッサーディスクの部品製造を行っております。
竪型旋盤(1.2/1.6/2.0m)9台。門型マシニング3台。5軸マシニング(チルト型/トラニオン型)7台で、ワーク中間形状及び一部仕上加工まで実施。大型ワークでミクロン台の寸法精度を求められており、工場の温度管理をはじめ品質を保証・維持する為に、様々な管理を行っております。
また、川崎重工業社製、産業用ガスタービンエンジンのタービンディスクの製造を行っております。 タービンディスクは、ガスタービンエンジン内で発生した高温・高圧ガスを回転方向の力に変換する重要部品です。ワーク外周部に翼(ブレード)を取り付ける為のセレーション形状をブローチ加工。ワーク両端面には、トルク伝達用のカービックカップリングを研削加工しており特殊な加工にも対応しております。
2023年1月に移管して来た第2工場では、産業用ガスタービンのインペラー部品を製造するインペラーセルと、多品種少量生産の各種ガスタービンエンジン部品・航空機エンジン部品を製造する混合セルから構成されております。
鍛え抜かれた作業員=職人たちは様々な加工分野で優れた技能・技術力を発揮し、軽量精密部品から重量級の部品加工に至るまで、新たな分野に於いて、いかなる過酷な要求にも自信と確信をもって臨むことができます。
顧客ニーズが厳しければ厳しいほど、より高いレベルで応えることが、私たちのミッションです。これからも、ものづくり力を主体とした生産工場をめざし、新規産業ガスタービン製造分野及び航空機エンジン部品の製造分野へと積極的に取組み、高品質な製品をお客様へ納入することをモットーに、ハイレベルな部品加工メーカーを目指していきます。
インペラーセルでは、川崎重工業製の0.15Mw~2.6Mw級のガスタービンエンジンの主要部であるインペラーの旋削・翼の転削加工及びタービンディスク 等のカービックカップリング加工の専用設備を用いて生産しております。混合セルでは、NC旋盤9台、ターニング1台、3・4・5軸マシニング5台、円筒内外径及びロータリー研削機3台、複合旋盤2台等多様な設備で、航空・船舶・常用・非常用発電機まで多品種の生産に対応しています。